この数週間に来ていただいたお客さんの皆さんはよくご理解頂いていると思いますが、一生懸命頑張って限られた「自粛」の条件の中で営業の幅を広げてきました。
うちは立呑いうても、元々お節や仕出しもできるようにしてきましたからなんとかよそよりはできるところも多いですが、「無理」なところもやっぱりあります。
常連の皆さんは連日様々な折にランチ、夕食、そして持ち帰りと「ご支援」いただきありがとうございます。
このたびうちの店(大安)と、それに関わってくれている商店主が集まって自民党本部に「なんとか営業が続けられるよう、固定費の補償を」とお願いする書面を出すことになりました。
ただ市場でもエラい人はみなさんとの付き合いもあって「カッコの悪いことは言いたくない・言わせたくない人」も多いのでこの場では賛同する店の名前は明かせません。
お店や署名の人数が多いとかそういうことではありません。
小さな署名です。
今回は「普段やったらこんな事、絶対めんどくさがるやろーなー」というヤツが家族が総出で署名してくれてます。
これが「日本の全部のお店で」「市場で」起きてるんやと思うとすごいことやと思います。
阪神大震災もすごい災害でした。
ウチは幸い一週間もせずに再開できましたが、震源地は本当になかなか人通りも戻りませんでした。
あれが全国でおきてるんやと思います。
……「補償」なのかそうじゃないのか?
難しいことはわかりませんから形やらにはこだわりません。
去年の消費税を返してもらえる形でも構いませんし、家賃分でも結構です。
ただなんとかいろいろな難しい紙を書かないでいい形のものを「最低限店つぶさんですむように」増やして貰えればと思います。
今年から開いた店なんかホンマに悲惨です、仕事もまだ未熟なところに「去年の売上の紙」やらなんやらと言われるわけですから「無理」でしょう。
みなさんもお忙しいと思いますが、僕らも必死で商売やってますから、賢いみなさんが「考えたらわかる」事もとてもやないけど手がつかないんです。
みなさんも仕事の前に「魚を捌いて、鱗、皮、アラを始末して、サク取りしてからや」と言われたらできへんでしょう?
賢いみなさん、エラいみなさん、なんとかお願いします。
日本の全部の店を助けたってください。
請願書の要求内容は文書作成時には制度の詳細が明らかになっていなかったので拙いところもありますが大将の言うように「賢い人」がちゃんとすればいいのでこのまま提出します。
「魚捌いてからパソコンできひん」というのは本当にそう思います、この請願書にしても普通ならこの憤りはどこにも届かなかったと思います(やれて仕事、飲食店ならそれに追加して仕出しやらへの業態変更、そして、なんとかやれて申請書を一通かけるかどうか?です)。
いま多数の請願や、陳情、怒りが届いていると思いますが、それでも100分の1以下です(「絶望」の作用は「やるべき事がやれなくなる」なのですから当然です)。
今回の「自粛による危機」は指摘されているように「日本の」「すべての地域」「すべての店」とその周辺に起きています。
この「国家的危機」を救いうるのは国家しかありません、与党自民党とともに一律10万円給付に強い意志を示した与党公明党の皆さんの「普通の常識」に期待します、日本を救わなくてはなりません、そしてその決断ができるのは今はあなた方だけです。